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児玉輝彦先生の卒寿祈念画集「小倉百人一首」
当社に児玉輝彦先生の卒寿祈念画集があります。
これはあや湖さんの関係から預かった、とても貴重なものです。
あや湖さんの得意な植物の絵と少し異なります。
実に見事な人物画です。
小さな写真を載せます。
私のような素人が観ても雅というのでしょうか、とても優雅な世界を見ることができます。
日本画、奥の深い世界です。
ところで日本画っておぼろげながら知っていますがどのようなものでしょう。
Wikipedia 日本画 によりますと
日本画(にほんが)は、日本の伝統的な様式を汲んだ絵画である。明治期に洋画が発展するなかで生まれた概念。多くは岩絵具や和紙、絵絹などの伝統的材料や技法が用いられる。
ここにあります「和紙」、宣伝になりますが、当社が昔からお付き合いいただいているあや湖さんの絵を扱わせて頂くにあたってこの「和紙」は重要でした。
長岡市の小国和紙で表現できるのではないか。
それは素晴らしい世界になりました。
実は当社のオフセット印刷技術の成果でもあります。
和紙に美しく印刷するのは実は至難の業。
和紙にはスクリーン印刷という技法が簡単。
でも微妙な色が表現できない。
昨年のカレンダーは当社がオフセット印刷で微妙な色を表現した逸品だったつもりです。
嬉しいことにカレンダーの半分、半年経過した6月にも注文が来ました!
(泣くほど嬉しかったです。)
今年は卓上サイズにあや湖さんの花の絵を治めました。
もちろん和紙にオフセット印刷です。
こちらです。
ポチ袋は気持ちを表す
ポチ袋は知らない人もいられると思います。
どのようなものかといいますと以下の写真のようなものです。
いわゆるお年玉袋がポチ袋になります。
お年玉と書いて特化したものが年末になるとスーパーやコンビニでも売られていますね。
あれです。
では、何故ポチ袋と呼ぶのか?
Wikipediaによりますと、
…この「ポチ」は関西方言で「心づけ、祝儀」を意味し、もっぱら舞妓などに与えていた祝儀袋のことであった。「ポチ」には「小さな」(これっぽち)という意味があり、…
ということです。
「気持ちを表す」袋です。
(ポチ袋に似たものに大入り袋が有ります。こちらの中身は50円とか100円、興行関係者に一様に配られる縁起物です。)
※最後に少し宣伝
より心を込められるようにしたのが平和堂の「手すき和紙 ポチ袋」です。
手触りの良い越後小国和紙で作られた品の良いポチ袋です、お年玉のほかに1年中の心づけ・祝儀に喜ばれております。
日本画家児玉輝彦氏とあや湖さん
当社の和紙カレンダーの絵をお描きいただいているあや湖さん。
あや湖さんは「児玉輝彦先生の門をたたき入門。」とされています。
児玉輝彦先生とはどのようなお方でしょう。
児玉輝彦先生
絵を描かれていられる方ならほとんどの方がご存知でしょうが一般の方では知らない方もいられるのではないかと思いますの簡単に紹介いたします。
東京文化財研究所のホームページによりますと
明治31年 新潟県十日町市生まれ
昭和 2年 第8回帝展に「祇王」が入選、同7年日本美術協会会員となる。
・・・・・ 日本美術協会展では、銀賞を2回、銅賞を3回受賞
・・・・・ 日本国画院会長もつとめられた。
とのことです。
どのような絵を描かれたのでしょう。
お孫さんにあたる方がブログを書いていられます。その中に少しボケているのですが絵の写真が有ります。
松の絵です。
あや湖さん
あや湖さんも十日町の方です。
地元から凄い画家が出られており憧れていたでしょう、遥々当時児玉先生がお住まいの千葉県船橋市まで行かれて門をたたかれたそうです。
なお、児玉輝彦先生のお弟子さんには全て「湖」がつくそうです、いわれが知りたいですね。
生き生きとした植物の絵が門下の特長なのでしょうか、これで2年続けてカレンダーの絵に使わせていただいております。
昨年のカレンダーは好評で、なんと6月になっても注文が来ました。
既にカレンダーの半分は終わっていたのに!。
もちろんあや湖さんの花の絵が欲しかったのです。
当社の技術を駆使して和紙にオフセット印刷をしたのが綺麗と好評でした。和紙にオフセット印刷をするのはむつかしいのです。
2017年は卓上型
2017年カンレンダーは卓上型と小さくなりますが和紙にオフセット印刷をしました。キレイです。
どうぞ2017年はあや湖さんの美しい絵を机やテーブルの上、お手元でお楽しみください。
このページの左側の欄のショップでお買い求めいただけます。
どうぞ、お手元で四季のお花を楽しんでください。
小国和紙の活用
当社の和紙製品は小国和紙をメインに使わさせていただいております。
とにかく優れた品質がなにより選択の理由です。
小国和紙生産組合のサイトを見ますと
和紙の思いがけない利用法も掲載されています。
ここで紹介されているのは
壁紙や障子紙・・・呼吸する特長、湿気調整やほこり吸着など。
ウェディングドレス・・・軽くてデザイン性に富むようです。
ランプ・・・あたたかみのある光を出してくれます。
札紙・・・着物や反物の札紙。
お酒のラベル・・・日本酒など品質・高級感を演出。
どうぞサイトを訪ねてみてください。
和紙って何2 生産量、生産地など
和紙の生産量についてはみつかりませんでしたが、原料についてはありました。
日本特用林産振興会というところに「和紙原料の生産・流通状況」というものがありました。
このページではコウゾの生産と流通、ミツマタも生産と流通について、さらにカンピとトロロアオイの生産と流通について書かれています。
資料は少し古いのですが和紙原料の生産が減ってきた様が解ります。
また、Wikipediaに和紙の生産地の記述もありました。
県別はそちら見てください。
地方別に集計してみました。
北海道 0
東北 13
関東 06
中部 23
近畿 14
中国 10
四国 07
九州 09
沖縄 02
中部地方が多いですね。県も多く面積も広いわけですが23は図抜けています。
その中でも新潟県が5産地という事で一番多いようです。
全国でも県別では新潟県と福島県が一番多いようです。
当社は小国和紙を使わせていただいておりますが、雪の存在が和紙作りに有効なようです。
今後もより一層和紙の特徴を生かした和紙製品を工夫作成してゆきたいと思います。