その昔、日本からの使節団が欧米に行かれた際に武士が鼻をかんで捨てた和紙にたいそう感心したという話を読んだことがあります。
それほど西洋では紙が珍しく、また和紙の素晴らしさに驚いたらしいことが書いてありました。
また、それで鼻をかんで捨てるという紙の豊かさにも驚いたそうです。
和紙って何?やはりWikipediaから見てゆきます。
「一般的な「和紙」の特長は「洋紙に比べて格段に繊維が長いため、薄くとも強靭で寿命が比較的長く、独特の風合いをもつ」と言われている(但し、種類や用途によって、一概には断言できない)。」
「『日本書紀』に拠れば、403年(履中天皇4年)に初めて国史(ふみひと)を配置して言事(ことわざ)によって様々な事柄の記録を始める、とあり、公権力によって紙による記録が始まり、紙作りの必要性が興ったと推測されている」
どうやら記録をするという国策が出来て、「紙が必要」となって森林資源の豊かな日本で大いに和紙製造が進んだようにも見えます。